商店街の財産である街路灯には、それぞれの商店会ごとの歴史、思い入れ、個性が込められています。街路灯にスタンドテーブルをつけることで、オープンエアの滞留空間を提供し、人が佇むきっかけを街角につくっていきたい。それが人の目をつくりだすことで、路上の風景をもっと安全安心なものとして取り戻していきたい。取り組みを通じて、地元商店の方々が街路空間を通じ、横の繋がりを回復することもあるかもしれない。厳しいコロナ禍を、せめてそんなことを実現するチャンスにできないか？

上野・湯島地域の歓楽街で、「アーツ&スナック運動」実行委員会のメンバーと地元商店会とが連携して、2020年5月上旬からプロジェクトが始動しました。既存のものに着目して、自分たちでできる方法で。現場で着脱可能なスタンドテーブルの試作を重ね、台東区との協議を経て道路占用許可を取得。2020.9に第一号が完成し、​界隈の道路が車両通行禁止となる17時〜に設置しています。

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将来的には、街路灯そのものに取付穴がついていたり、電気の取り出し口があったりと、街路灯自体がそんな風にストリートファニチャーとしてバージョンアップしていくことを目指しています。