
しのばずいけまち研究会
SINCE 2021-

CONCEPT
コンセプト
不忍池とともに生きるまちづくり
しのばずいけまち研究会では、豊かな街路文化を有する上野を舞台に、池とまちの接点からウォーカブル都市を構想しています。
2021年度から「不忍池ととともに生きるまちづくり」をテーマに、地元のみなさまと東京大学大学院都市デザイン研究室、その他まちづくりを志す有志で合同での研究会を立ち上げ、月1回程度のペースで問題意識やアイデアを出し合うミーティングを開催しています。研究会の名前は地元の方々のアイデアで「しのばずいけまち研究会」に決まりました。
不忍通りから「池と街をつなぐ」を構想する
上野のまちの方々は、美術館などがある上野の杜を訪れている人々が、上野のまちまで降りてきていない、ということを長年の問題意識として抱えています。私たちの活動はその間に位置する「不忍池」を上野の文化的シンボルとして捉え直すことで、池とまちをつなぎ、杜とまちをつなぐことを目指すものでもあります。
しのばずいけまち研究会は有志の集まりにすぎませんが、こうした視野をもって、上野まちづくり協議会さんや台東区さん、東京都さんとも随時相談・連携させていただきながら、小さくはじめて大きく育てるまちづくりを目指していきます。


VISION
ビジョン
不忍通りを「クルマからヒト」へ
幹線道路にフチ取られた不忍池。池のほとりの魅力は、空間としても、活動としても、そこで途切れてしまっていると感じています。不忍池南側を走る広幅員道路・不忍通りを「クルマからヒトへ」の 視点からリデザインできないかと考え、有志での調査・ビジョンづくりをはじめています。
2021年度の研究会で活動内容・ディスカッション内容をまとめた『しのばずいけまち研究会コンセプトブック2021』がこの度完成しました。そのPDFを公開します。冊子をご希望の方ならびに研究会にご関心のある方は、shinobazu-ikemachi[at]ud.t.u-tokyo.ac.jpまでご連絡ください([at]を@に置き換えてください)。

EVENT INFO
次回の取り組み
2025.3.29土〜30日
「桜日和のしのばず和めぐり広場」を開催します
桜咲く不忍池のほとり、不忍通りの歩道上に「和」を楽しむ期間限定スペースを設けます。和の小物がさまざま購入できる屋台がならび、小上がりに置いた火鉢を囲みながら桜を愛でる時間を、一緒に楽しんでみませんか?
しのばず界隈は寛永寺の門前町として栄え、明治期以降文化人が集い、近隣に花街もあり、賑わいを見せてきました。今でも江戸時代から続くような老舗も多く残り、和文化がまちに息づいています。今回はそうした店々が連携して発足したばかりの「しのばず和めぐりの会」がプロデュースする、ポップアップ企画です。
メインは3月29日(土)、30日(日)の2日間。時間は両日とも11〜17時を予定しています。桜の咲くしのばずエリアで、気軽で奥深い和の体験をご提供します。ぜひ足をお運びください。


NEWS
お知らせ
不忍通りが歩行者利便増進道路(ほこみち)に指定!
しのばずいけまち研究会では池と街をつなぐため、不忍通りの積極的な道路利活用を提案し、東京都や警察と連携して、社会実験を重ねてきました。
2025年3月28日付で、不忍通りは東京都から「歩行者利便増進道路」(通称:ほこみち)の指定を受け、今後も地元主体による積極的な道路利活用を展開していくことが可能となりました。
この度、十三や櫛店・伊豆榮本店前の歩道空間、通称「三角広場」周辺がほこみち区域として指定されることとなりました。小さなスペースではありますが、上野らしい四季折々の小さな歳時/祭事/催事の場として活用し、しのばず界隈の文化発信スペースとして育てていくことを考えています。


ARCHIVE
これまでの社会実験/イベント
(FIN)2024.8.2-3
三角広場活用の第三弾はJAZZ & BEER!路上に小さなジャズステージ付きのビアパブを展開します。水上音楽堂で開催される「UENO JAZZ INN '24」との連動企画として開催しました。多くのクラフトビール好き&JAZZ好きの方がご来場になり、大いに賑わいました。

MEETING
研究会について
月1回ペースで空きスナックに集いながら
2021年5月、不忍通りから人のための空間をつくり出し、ウォーカブルな都市・上野を目指すことをテーマに、月 1 回の勉強会がスタートしました。 中心メンバーは、沿道の地元関係者の方々、界隈の新しいまちづくりを志す方々、東京大学都市工学科の都市デザイン研究室の面々。 ある時は地元の空きスナックに、ある時はオンラインで。事例を学びながら、模型を囲んで、毎月フラットな関係で議論を行っています。
2023年度からは不忍通りとその周辺で積極的にイベントや社会実験を実施。コンセプトブッ クを指針として、アクションの内容を参加者全員で議論し、周辺団体との意見交換も織り込み、様々な企画を進めている。 イベントや社会実験を通じて、アンケート調査やアクティビティ調査を実施してきたほか、参加者からのフィードバックも踏まえながら、不忍池とまちをつなげることの意味と可能性を共有しています。
2024 年度以降も定期的な活動を続けています。
活動に参加してみたい方はお気軽にお問い合わせ下さい。
問合先:しのばずいけまち研究会 shinobazu-ikemachi[at]ud.t.u-tokyo.ac.jp